5月8日にセカンドアルバム『Breaking Out Basis』をリリースしたMop of Head。
MUSICA6月号では初のロングインタヴューを掲載中ですが、この素晴らしきエッジと創造性に溢れるロック&ダンス・アルバムをひとりでも多くの人に広めたい!という想いから、フリーダウンロード企画を実施することにしました!
楽曲はアルバム『Breaking Out Basis』の2曲目に収録さた“Japanese Boring”、その5月16日に新代田FEVERにて行われたリリースパーティーで録音されたライヴ音源です。アルバムにおいても、そして今回のツアーにおいても重要なキーを握る楽曲。是非、以下よりダウンロードして聴いてみてください!

FREE DOWNLOAD NOW!

“Japanese Boring - Live at Shindaita FEVER(2013.5.16)”


(以下の「Download」というところをクリックするとダウンロードできます)



★What's Mop of Head? What's 『Breaking Out Basis』?
Mop of Headは4人組のインストバンドである。構成はシンセとギターとベースとドラム。ヴォーカルがいないだけのいたって普通のバンド構成だけど、やっている音楽はエレクトリックダンス系のものだ。リーダーであり、メインのソングライターであり、シンセ担当であるGeorgeは音楽系大学のピアノ科出身で、ジャズピアノの勉強を重ねて行った末に辿り着いた場所がこのバンドだったという、ラジカルなアーティストだ。彼はプライマル・スクリームからケミカル・ブラザーズという、アシッドハウスとUKロックが化学反応を起こしたムーヴィメントにヤラれた申し子で、その初期衝動を今の時代にどうアジャストさせるのか? その時に自分らの音楽スキルをどうフル稼働させるのか?を模索しながらここまで来た。そのメイキング・ザ・ロード&ミュージックの中、フジロック出演やFear, and Loathing in Las Vegasら勢いのあるバンドからの対バン依頼によってシーンにも頭角を表し、今まさにサイが投げられた状態の中でドロップされた――それが、5月8日にリリースされた2枚目のアルバム『Breaking Out Basis』なのである。
これがもう、1曲目から凄い音と強い鼓動ととんでもない気分がダイレクトに心を打って撃って討ちまくるアルバムで。彼らは「踊るロック」という機能的なジャンルで括られているが、その機能は彼らの卓越した音楽スキルと、80年代末期のイギリスのように荒廃して魂のカオスが広がっている時代に対して、本気で自分らの音楽だけで引っくり返してやろうというソウルだけで構成されていることが、はっきりと伝わる1枚だ。しかもこのアルバムは、世間の4つ打ちブームを安易に後継するものではない。「民族音楽」「映画音楽」「ネオアコ」「サンバ」「社交ワルツ」などの、およそテクノハウス系バンドが鳴らす音楽とは一線を画した狂気、深み、覚醒感などが、緻密なアンサンブルによって鳴らされている。 これは時代が願った新しい音楽である。と同時に、音楽自体が求めた新しい「音の覚悟」である。こういう音楽だからこそ、心から踊りたい。
(鹿野 淳/MUSICA6月号より。インタヴューは是非MUSICA本誌をチェックしてください!)

★Mop of Head オフィシャルサイト http://mopofhead.com