NEW STANDARD MUSIC JOURNALISM――より深く、より鋭く、音楽の未来を作るMUSICA (ムジカ)公式サイト
音楽雑誌MUSICAを発行したり、ROCKS TOKYOなどのフェスやイベントをプロデュースしたり、ラジオやテレビや各WEBなどで活動をしている、音楽ジャーナリスト:鹿野 淳を中心とした学校を新しく開設します。
生徒は12名、少数精鋭の音楽メディア人育成学校です。
よく言えば濃い、逆に言えば偏ったメディア養成所です。
だから名前は「寺子屋」をもじった「音小屋(オトコヤ)」にしました。
目的は1つ。
「ジャーナリストが育たなくなっているから、本当のジャーナリストを生み出そう」。
素晴らしい音楽アーティストや楽曲と共にエポックメイクを起こしたり、いい種を見つけたらそこに水をザブザブぶっかけてムーヴメントを後押したり、事件を目撃してその熱や衝動を漏らさず音楽ファンに伝えたり、新しい音楽リスナーが生まれる事を想像してヨダレを垂らしたり、アーティストのクリエイトや心情にまで立ち入るインタヴューをすることこそが、音楽メディアの役割だと、音小屋は思っています。
たとえ音楽ライターだろうが、雑誌編集だろうが、WEBメディアだろうが、イベントオーガナイザーだろうが、みんながみんな、そうあるべきだと思っているし、そこまでやらないと音楽メディアの説得力も役割も果たせないんじゃないかな? と特に昨今の音楽不況の中だからこそ強く感じています。
しかし今はそういう気持ちで音楽メディアに携わっている人が極端に少なく、いたとしても実際にそれが表に出たり、ユーザーにちゃんと伝わるようなメディアやジャーナリストやシステムがとても少なくなってしまいました。
本来あるべき偏ったこだわりを持って、雑誌でもネットメディアでもイベントでも何でも奔放に生み出せるジャーナリストが待ってても出て来ないので、この音小屋からそういった才能を発掘できないものかと思い、学校を始めます。
戦力になると思えば、すぐにMUSICAや音楽ジャーナリスト:鹿野 淳の関わっている各メディア、イベントやフェスに登用します。
全部盗むもの盗んで、他のメディアに出て行って勝手に暴れまわりたいならば、それはそれで大歓迎です。
このままでは音楽メディアは死に絶えていくと思います。
でも音楽は今もメディアを必要としています。
何とかしましょう。
そのために「音小屋」を開設します。
6つのテーマを2ヶ月間にわたって開催します。
各回ごとの議題テーマに関するレクチャーのほかに、「課題文」や「疑似取材」などの実践練習の時間を設けます。
そもそも音楽メディアが果たして来た事。そして音楽と音楽メディアの「今」。さらには音楽メディアは音楽のためにどうあるべきなのか? ざっくばらんとした音楽メディアのディテールに踏み込み、位置づけ、そして音楽メディア人の役割を理解してもらいます。
ライターという仕事はえてして派手で華やかなイメージがありますが、実態はこんなにも地味で面倒な仕事なんだということを、楽しく皆さんにお伝えしていきます。インタヴュー、レヴュー、原稿書き………ライターになるための実践講座です。
テレビメディア、ラジオメディア、WEBメディアなど、いろいろなメディアがありますが、そういう中で出版メディアとは何なのか? 雑誌メディアの役割や将来性などをシビアに語っていきます。出版不況と言われている中、出版社の社長である鹿野ならではのリアルな本音をどうぞ。
編集という仕事は何なのでしょうか? どんな企画をたて、どんな撮影をし、どんな特集とタイトルを生み出し、どんなページに落とし込んでいくのか? 無限の可能性を秘める自由な職業、それが編集者。その編集の快感と苦しみの両方を、丁寧に明快に解説します。
音楽とWEBは何故親和性が高いのか? その中でWEBは音楽の未来をどう変えていこうとしているのか? その中で今のWEBの限界がどこにあって、どう進むべきなのか? 一括りにできないWEBの中の様々なメディアの現状を伝えながら明日のWEBメディアを探ります。
最後はイベントやフェスを自分がプロデュースするために学ぶべき事。独自性の高いイベントを開くために学ぶ事。様々な業種の人達を巻き込みながら、フェスをオーガナイズするために知っておきたい事を伝授します。実はあなたにもフェスを開く資格はあるのです。
2012 年10月〜12月 毎週第1・2・3 土曜日
2013 年1 月〜3 月 毎週第2・3・4 土曜日
第1回 10月6日(土) |
第7回 12月1日(土) |
第13回 2月9日(土) |